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El Lequio(エルレキオ)

El Lequio(エルレキオ)

国際通りの終点、牧志駅すぐに超ナイスなBARを見つけてしまいました。
東京や上海を中心にカクテルバーを展開し、世界最高のバーアワード「THE WORLD’S 50 BEST BARS 2021」で国内最高位を受賞した「The SG Club」さんが、沖縄に初出店した「El Leuio(エルレキオ)」さん。
El Lequioとは、スペイン語で「琉球」という意味で、戦前・戦後を通じて沖縄から南米に多くの人々が移住した歴史を背景に、沖縄と南米のカルチャーを感じることができます。

30年以上続いたbourbon clubを改装した店内には、その歴史・風情が漂っています。
バーカウンターの長さは圧巻で、壁にディスプレイされている南米エクアドルが発祥のパナマ帽は、オリジナル商品で購入もできるそうです。

数百種のボトルがスペイン語で分かれ、ステンドグラスのショーウィンドウに美しく並んでいて、めちゃくちゃかっこいいです。

テーブル席にはキャンドルが灯され、お香が香り、雰囲気たっぷり。ラテン・ミュージックを聴きながら、この空間にいるだけで良い気分になれます。南米チックなシーサーも愛らしい。

カクテルは、”Starters” “Nikkei Latino” “Ryukyu-Inspired”の3部構成で、どれも沖縄らしさを感じられる作りになっています。
まずは、”Starters”から「琉球パロマ」と「間違った島のアイスティー」をオーダー。

ゆいまーる|沖縄の那覇を中心とした観光・グルメ・ランチ・パワースポット情報
琉球パロマ

(テキーラ、泡盛、パッションフルーツ、ソーダ、ぬちまーす)

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間違った島のアイスティー

(島酒、The SG Shochu KOME、IMO、MUGI、グレープフルーツ、紅茶、トニック)

「琉球パロマ」は、パッションフルーツのほのかな酸味、ぬちまーすの塩味に、テキーラと泡盛が香る爽やかな一杯。
The SG Clubオリジナルの米・芋・麦の焼酎を使った「間違った島のアイスティー」は、とても飲みやすく、どちらのカクテルも炭酸が効いて、喉越しが良く、最初の一杯に最高でしたので、オススメです。
続いては、ラテンアメリカ発祥のカクテルを沖縄流にアレンジした”Nikkei Latino”から「ゲットーなカイピリーニャ」と「アワティーハーティーコラーダ」。

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ゲットーなカイピリーニャ

(カシャーサ、The SG Shouchu KOME、月桃、ライム)

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アワティーハーティーコラーダ

(バカルディ、ホーリー、ココナッツ)

「ゲットーなカイピリーニャ」は、泡盛??と思うくらいの焼酎の米感に、さとうきびが原料のカシャーサの甘い風味、それから沖縄では民家でもよく見かける月桃のハーブのような香りが、とても味わい深く、酔いも深くなる一杯。
もう一杯の「アワティーハーティーコラーダ」は、沖縄の方言で「慌てる」というネーミングがついた、女性が大好きなピニャコラーダですが、驚いたのは、普通は爪楊枝で装飾されるパラソルが、なんとリアルな和傘!

これはもうエンターテイメントですよね。カクテルを通して、人を楽しませる娯楽、サービスの提供を受けているなぁと感じました。
さぁそして、最後のカクテルは、”Ryukyu-Inspired”。沖縄の素材を使った「トミーの沖縄そば」と「キジムナーの盃」です。

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トミーの沖縄そば

(アガヴェ、ライム、沖縄そばの要素)

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キジムナーの盃

(バカルディ、バンシルー、リーチ、DHA)

「トミーの沖縄そば」には、なんと豚のベーコンに、青のり、紅生姜!こんなカクテル初めて見ました!スプーンを頬張り、島唐辛子がグラスに縁取られたカクテルと一緒に、ぐびっといただきましたが…美味しい!!ちゃんとカクテルなんですよね。衝撃です。ぜひ味わってみてほしいです。
沖縄に伝承される樹木の精霊、キジムナーの名前がついた「キジムナーの盃」は、沖縄でバンシルーと呼ばれるグアバを使った、アルコールのやさしい、こちらも女性にオススメのとっても飲みやすいカクテルで、美味しかったです。
感動と驚きの出会いがあったEl Lequioさんですが、一番の出会いは、バーマネージャーを務められ、カクテルを振る舞っていただいた「杉浦 聡」さん。

プロを目指していたサッカーの腕前の杉浦さんは、高校卒業後に渡米し、英語をマスターされた後、東京のBARに約10年勤務。
「Beefeater MIXLDN 2017」で、地元名古屋を表現したカクテル「ゴールデングランパス」で日本一に輝かれるなどの受賞歴を持ち、この日も「明日からマレーシアにカクテルのイベントに行きます」と、その技術力で世界を股にかけて活動。
とても美しい手さばきでカクテルを作られ、素人にも丁寧に、わかりやすく、やさしくカクテルのことを教えてくれました。

自らの技術力で、世界を股にかけ、自由な人生を生きる杉浦さんを見て、これから自分はどう生きていきたいか、とても考えさせられました。
人、組織、物、お金、場所。それらを理由にするのは簡単です。しかし、自分の外側に理由を置いているうちは、いつまでたっても、外側の理由に振り回されてしまいます。
それはある意味では、自分の人生に、自分で責任を持っていない、無責任な生き方をしているのではないかと、気づきました。
自分の人生は、自分で責任を持ち、自由に生きていきたい。そのために、自分に力をつけよう。そんなことを気づかせてくれた、素敵な杉浦さんがいる、ナイスなBARでした。

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