共に幸せに、共に生きる

金川製茶(かにがわせいちゃ)

日本一の沖縄紅茶

沖縄でお茶といえば「さんぴん茶」。緑茶に花の香りをつけた、いわゆるジャスミン茶ですが、自動販売機でも必ずと言っていいほど見かけますので、飲んだ方も多いのではないでしょうか?
その他にも、沖縄ならではのゴーヤー茶やグァバ茶など、その種類は豊富で、お茶は沖縄の特産品とも言えます。
そんな沖縄で緑茶から紅茶作りに100%転換し、全国紅茶グランプリで3年連続グランプリを受賞。紅茶で日本一との呼び声も高い「金川製茶」さんの製茶工場が名護市にあります。

金川製茶の紅茶を飲めるお店は、那覇市内にもいくつかあり、その一つ「CAFE 角萬」さんで紅茶をいただいた翌日のこと。
名護市在住の知人に会い、食事をしながら金川製茶さんを話題にすると、なんと知人の祖父が金川製茶の2代目!その足で茶畑まで案内してくれました。

国道58号線を小道に入り、山を登ると、緑に囲まれた気持ちの良い景色の中に、綺麗に並んだ茶畑が。
この場所、もとは銅の採掘が盛んな銅山で、その歴史は琉球王朝時代にまで遡るそう。山を流れる河川「金川」がその名の由来で、道中、金川銅山跡に立ち寄ってくれました。

那覇市内の有名外資系ホテルにも採用されているという金川製茶さんの紅茶は、淹れる際のグラム数、温度、時間など細かなレシピが提供されます。
(こちらの紅茶は2022年のもので、この日、偶然にも知人が手土産にと用意してくれていたものです。)

4代目の比嘉竜一さんが丹精を込めて作られた紅茶は、香り豊かで、口当たりすっきり。緑茶のような味わい、風味を感じ、飲みやすくて非常に美味しい。

研究熱心な比嘉さんは、現在オリジナル品種の育成に挑戦しているそう。沖縄生まれ、沖縄育ちの紅茶が飲める日が来るのが楽しみです。
那覇市内では「CAFE 角萬」さんのほかに「ヤマカスタンド」さんでも飲むことができて、茶葉は「食堂 faidama(ファイダマ)」さんで購入できます。
日本一の紅茶。沖縄でぜひ味わってください。

アクセス